と思ったことはありませんか?
資産運用って難しそうだし、お金が絡むからなるべく失敗したくないですよね。
資産運用はしてみたいけど、リスクがあったり、大金が必要なのか不安で、なかなか始める決心がつかないと思います。
この記事では、そんな方のために、
- 資産運用の種類にはなにがあるの?
- 資産運用を始める前に知っておくべきことはある?
- 初心者におすすめの資産運用はなに?
- 資産運用で成功させるためのコツはあるの?
- 注意した方が良いことはなに?
などの疑問について、わかりやすく解説していきます。
これを読めば、資産運用への意識が変わって、自身にあった方法が見つけられるはずです。
では早速、資産運用に関する知識を身につけていきましょう!
もくじ
資産運用を始める前にしておくこと
資産運用は基本的に手軽に始めることができますが、安易な気持ちで運用を始めると失敗してしまう危険性があるので、事前に準備しておくことや確認しておくことが大事です。
資産運用を始める前から、将来何がしたいのか、しっかり計画しておくことも重要です。
どのくらいの資金を出せるか
資産運用を運用するにあたって資金はとても大事なことです。たとえ資金に余裕があるとしても、毎月どのくらいの資金を出せるのか事前に計算をして決めておきましょう。
そして、自分に合っていない資産運用を行ってしまうと、最悪の場合、破産してしまう可能性があるので、決して無理をしないで、自分のできる範囲で行うようにすることです。
目標を決めておく
ただお金を稼ぎたいだけではなく、将来どのような暮らしをしたいのか、これからどういう暮らし方をしたいのかを自分の中で決めておくことも大切なことです。
たとえば、マイホームの資金のためだったり、子供の教育費としてお小遣い程度の金額を資産運用で手に入れたいなど小さなことでもいいです。
初心者におすすめの資産運用の種類は?
資産運用の種類といっても、数え切れないくらいの種類があります。
また、少額から始められるものから、かなりの大金を必要とする運用もあります。
では、初心者でも始めやすい資産運用の種類についてご紹介いたします。
銀行預金
銀行預金は、銀行口座にお金を入れておくだけで、金利がもらえる仕組みで最も始めやすい資産運用ですが、ほとんどの銀行の金利は0.001%と、長期的に利用したとしても、ほとんど利益が得られません。
長期間使わないお金があったり、資産運用を始めるために貯金したい人におすすめです。
普通預金と定期預金では、金利が違い定期預金の方が高いので、100万円以上貯金が貯まっている場合は定期預金にした方がいいです。
貯金額が1000万円を超えた場合は、銀行が破綻した時のことを考えて、他の銀行にも預けておくのが100%ではないですが安全といえます。
投資信託
投資信託は、ファンドともいいます。
投資をする人からお金を集めると、そのお金を一つにまとめたものを資産管理を行う信託銀行に預けられ、専門家が商品を選び、投資をした人それぞれに分配されます。
初心者で投資の方法がよく分からない人や、100円からでも投資できるので、なるべく低額から始めたい人におすすめです。
債券や、この後ご紹介する株式など複数に分けて商品を分散して投資を行えるので、投資する際のお金は多く必要になりますが、もし投資している商品の1つが損失したとしても、リスクが抑えられます。
もしも投資した各会社が倒産した場合、分散投資をしているので、基本的には元本(投資に使ったお金)保証があると無効になるということはないです。
ただし、注意してほしいのが、運用してもらう代わりに払う必要がある運用管理費用、換金する際に発生する費用である信託財産留保額と、購入時に手数料が発生する3つの手数料があります。
購入時に発生する購入時手数料には、ノーロード投資信託といって手数料無料のものもありますが、ハンディキャップがあります。
手数料をあまり気にせず自分でいつ、どんな商品を、どれだけの数量を買えばいいのか分からない人には気軽に始められる資産運用です。

iDeCoイデコ(個人型確定拠出年金)
iDeCoは、平成13年(2001年)から施行されている私的年金です。
言葉だけだと難しそうですが、分かりやすく説明すると、自分で自由に積み立て運用して、60歳を過ぎてから受け取る年金のことです。
普通の年金とは違って自分の将来のために行う年金です。
投資もできるのですが、投資は強制的ではなく、定期預金だけでもできます。
将来、年金だけで暮らせていけるのか不安な年齢層が低い方におすすめです。また、設定をすると毎月自動で同じ金額を積み立ててくれるので、貯金が苦手という人にもおすすめです。
iDeCo最大の特徴は、税金が免除されることです。積み立てをiDeCoで行うと、住民税や所得税が低額です。
定期預金や投資信託で運用した場合、通常であれば源泉分離課税という税金対象となりますが、iDeCoでは非課税となります。
また、受け取る時も退職所得控除や公的年金等控除が対象となり控除をしてもらえます。
実際受け取れるまでに長い年月がかかりますが、老後に向けての保険という形で始めてみるのも、一つの楽しみとしていいでしょう。

ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、投資をする人から事業者を仲介して、インターネット上で企業に向けて支援を行い、企業はその資金を利息を付けて返済します。要するに、貸付型クラウドファンディングです。
事業者は、貸金業者と金融商品取引業者の許可が降りないと、ソーシャルレンディングを仲介することができないので、簡単には運営できないので安心できます。
対する企業も事業者によって審査がありますが、企業の返済が終わるまでお金が引き出せなく、資金を返済せずに貸し倒れする場合もあるので、元本が付いているか確認する癖をつけた方がいいです。
株式投資のように、価格の変動がないため、口座開設をして、投資してみたい企業を探すだけで投資できるので、あまり知識がない初心者でも始めやすいです。
利回り(年利回り)が5~15%と高いのが特徴で、他の商品より利益があります。
とにかく利回りがよくて、誰かの役に立ちたいと思う人におすすめです。

不動産投資
不動産投資は、不動産の賃貸物件(アパート、マンション、戸建)を購入して運用をします。管理会社選びは重要です。
環境や交通の便が悪かったり、築年数が古いなどで住む人がいないと、当然収入は得られません。
そこで、空室保証という購入した物件が空室状況になった場合、月額掛け金という毎月決められた金額を支払うことで、保証額をもらえる制度があります。
この空室保証は、2年という短期間から何十年と長期に渡って保証をしてくれる保証会社もあります。
ただ、全ての物件についていないので、物件を探す際に、しっかり注目しておきましょう。
大都市(東京副都心、横浜など)で築浅の交通の便がよく、条件のいい物件を購入をするのがおすすめです。
どのくらいの広さの部屋を買えばいいのか迷うと思いますが、たとえば、ワンルームであれば低額で購入ができ、需要があるので、人気があります。
不動産投資は、投資先が物件なので、もちろん何千万円という金額が必要になります。
それだけの金額を貯めるとなると、期間も長くなってしまうので、金融機関から融資をしてもらえる金融機関ローンがあります。
貯金が全くなくても安定した収入で、返済能力などがあれば入れます。
ただ、必ずすべての人が入れる訳ではなく、不動産投資ローンに入れたとしても、入居者がいなく収入がなくなった場合、ローンが返済できなくなる可能性があるので注意が必要です。
オーナーになって物件を管理したいという人や、お金にある程度余裕のある人などにおすすめです。

株式投資
株式投資は、企業が資金を必要とした時に投資をしたい人に株を売買します。
知識が浅い初心者には、かなりハードルが高い投資になります。
ただ、正しい知識と、情報収集を心がけることで、初心者でも運用ができるようになります。
株価の変動が毎日あり、利益が大きい可能性がありますが、その逆に利益が大幅に下がってしまい、大きな損失になってしまったりします。
株式投資を行う際に、利益を得る方法が、キャピタルゲインと、インカムゲインという2つの種類があります。
■ キャピタルゲインとは
キャピタルゲインは、資産が値上がりして、資産を売ることで得られる収益のことをさします。
■ インカムゲインとは
インカムゲインは、保有しているだけで得られる利益です。
また、キャピタルゲインの商品を購入して、資産が値下がりした場合は、キャピタルロスといいます。
インカムゲインの商品を保有しておくと、株主優待や、配当金がもらえる可能性があります。

普段からニュースやチェックする必要があるので、なかなか時間がとれない人には難しい運用ですが、株式投資の知識に自信がある人には、おすすめです。
国債
国債(国庫債券)は、お金を一定期間、国に投資をして貸し、半年ごとに国から支払われる利息、返済金をもらいます。
国債は、国が債券(借用証明)を発行していて、購入するには銀行や証券会社で購入ができますが、対応していない銀行もあります。
国債には、利率が決められている固定金利や、半年ごとに金利が変動する変動金利といった2つの種類があり、国債には、個人向け国債や、復興応援国債など種類がいくつかあります。
その中でも一般的なのは、個人向け国債です。
個人向け国債は、
- 3年間固定
- 5年間固定
- 10年変動
という種類があります。
国債は投資をすると、基本的に解約はできないですが、個人向け国債は1年以降であれば途中で解約ができます。
また、金利が最低でも0.05%と高いのが魅力的です。
他に地方債がありますが、国債と違い、国が発行するのではなく、地方の自治体が発行しています。
国が発行しているので、とりあえず投資を始めてみたい人や、トラブルが不安な人におすすめです。
初心者が資産運用で成功するためのコツは?
同じ資産運用でも、コツを知っておくのも大事なことです。
ここで紹介するコツは、以下の6つです。
- 投資は小さくはじめる
- 普段の生活費を見直す
- 長期目線で考える
- それぞれのメリットとデメリットを知る
- ローリスクかハイリスクであるか選ぶ
- 資産運用の組み合わせ方を知る
では、それぞれについてわかりやすく解説していきます。
それぞれの違いや自分に合いそうな運用を把握しておきましょう!
1:投資は小さくはじめる
投資とは、先にもお伝えしている通り、元本割れのリスクも抱えているものです。
まだ投資についての知識が浅いうちは、経験則も少ないため、小さくはじめながら各投資の特性を掴んでいくことをおすすめします。
投資初心者の方の中には、資産の大部分を投資に回してしまい、結果として、
といったケースも少なくありません。
これは、どこのラインで損切するかを決めていなかったことも要因としてあげられるでしょう。
さらには、生活費までも投資として回してしまう方もいます。
投資はあくまでも、余剰資金で行うものということを忘れないようにしてください。
生活費として3ヶ月分は、最低でも残しておくことが望ましいといえます。
また以下の記事では、毎月1万円から始められる投資方法がまとまっています。
投資初心者の方や少額からはじめたい方は、以下の記事で紹介されている投資方法から取り掛かるといいかもしれません。

2:普段の生活費を見直す
といった方は、まず普段の生活費を見直すことをおすすめします。
先ほどお伝えしたように、生活費を削ってまで投資を行うことは、非常にナンセンスです。
生活費を見直して、大きく節約をしたいのであれば、まずは固定費から見直していきましょう。
具体的には、以下のようなものがあります。
- スマホ代などの通信費
- 電気代やガス代などの光熱費
- 家賃
- 現在加入している保険
これらは、一度見直すだけで、ずっとその効果が持続する節約方法です。
より詳しいことについては、以下の記事で紹介していますので併せて確認しておくといいでしょう。

3:長期目線で考える
そもそも資産運用は、短期的な目線で一喜一憂するものではありません。
数年や数十年運用していき、資産を拡大していくものです。
そのため、逐一投資した額を確認することは、初心者ほど避けた方がいいでしょう。
どうしても初心者のうちは、感情に左右されてしまうことが多く、誤った判断をしてしまうことも少なくありません。
資産運用では、「ドーン」っと構えるくらいの姿勢が大切です。
4:それぞれのメリットとデメリットを知る
先ほどご紹介した資産運用には、どれもメリットとデメリットがあります。
その違いをしっかり見比べて理解した上で、運用を行うようにしましょう。
では、それぞれのメリットとデメリットをまとめてご紹介していきます。
各種資産運用のメリット
- 口座を持っていれば誰でもできる
- 元本保証される
- 自分で運用する必要がない
- 低額で資産運用を行える
- 老後の不安を軽くできる
- 運用で投資をして利益を得ても税金がかからない
- 利回りが他に比べて高い
- 口座開設をしたらすぐに投資ができる
- 家賃収入の一部をローン返済にできる
- インフレ、デフレに強い
- 短期間で収入が得られる
- 議決権(意思決定)の権限が与えられる
- 国から発行されるので安全性がある
各種資産運用のデメリット
では、続いてデメリットを見ていきましょう。
- わずかな金利しかもらえない
- 運用管理費用が発生する
- 3つの手数料が発生する
- 投資したお金を下回ってしまう元本割れがある
- 手数料がかかる
- 途中で解約ができない
- 60歳を過ぎないと、お金を引き出せない
※iDeCoは途中解約が原則としてできませんが、休止にすることはできます。
- 元本が増えるまで長期間かかる
- 企業が全て返済するまでお金を引き出せない
- 入居者が決まらないと収入が得られない
- 収入の安定性がない
- 損失が大きくなる可能性がある
- お金が戻ってくるのが遅い
以上が、メリットとデメリットです。
それぞれ似たようなメリット、デメリットがありましたが、違いがあるのが分かります。
5:ローリスクかハイリスクであるか選ぶ
資産運用には、種類にもよりますがリスクがつきものです。
初心者で、いきなりハイリスクな運用は、自信と余裕がない限り避けたいところです。
続いては、大きくローリスクとハイリスクに別けてみます!
- 預金
- 国債
- 投資信託
- iDeCo
- ソーシャルレンディング
- 不動産投資
- 株式投資
6:資産運用の組み合わせ方を知る
金利が高いからといって、すべて高い商品を買ってしまうと、大損をしてしまう可能性があります。
先ほど少しだけ説明しましたが、1つだけに絞らずに複数の商品をそれぞれ購入することで、どれか1つが損失をしても他の資産が残ります。
こうしたリスク回避をするためにも、1つだけに絞らず、複数投資することで分散投資をしていきましょう。
分散投資は必須といってもいいくらい、資産運用を行う上で大切なことです。少額でもいいので、しっかりと分散しておくのが資産運用のコツです。
初めて資産運用で注意すべきこととは
最後に、初めて運用するにあたって気をつけておきたいことをご説明します。
気楽な気持ちで始めずに、慎重に行いましょう!
利率だけで判断しない
資産運用を始めて慣れてくると、ハイリスクな運用もできるだろうと考えてしまいがちですが、ハイリスクな運用は勉強をしっかりしてから行うようにした方がいいです。
ただ、最初にお伝えした「どのくらいの資金を出せるのか」を常に頭の片隅に置いておいてください。
詐欺に気をつける
資産運用をする上で注意することは、詐欺です。
怪しいセミナーに誘って高額な受講料などを要求してきたり、勧誘など様々な方法で騙し取ろうとしてきます。
と思われる方もいると思いますが、詐欺は巧妙な手口を仕掛けてきます。
もちろんすべてが詐欺という訳ではありませんが、少しでも「怪しいな」と感じたら、親しい人や専門家に相談をした方がいいです。
資産運用の種類を理解して楽んで運用しよう!
資産運用を始める上で詐欺に気をつけるのも大事ですが、怖がっていては何もできなくなってしまうので、正しい情報を身につけて楽しみながら運用しましょう!
資産運用の種類は他にもたくさんありますが、自分にあった運用を見つけて、始める時は無理のないように運用することです。