マイカーローンを何となく決めるのはおすすめできません!
選び方を把握&金融機関ごとの条件をチェックして、ご自分が一番得する方法で借入をしましょう。“負担感が少ない返済額でいつの間にか完済していた”という理想の状態を目指すため、下記について詳しくご紹介します。
- マイカーローンの選び方
- 金融機関を低金利順に紹介
- マイカーローンで注意すべきこと
今回は、マイカーローンに落ちた場合の次の手もご紹介します。
希望のマイカーを手に入れる方法が見つかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
マイカーローンのおすすめ選び方3つの手順
マイカーローンは、下記の手順で選ぶのがおすすめです。
- 金融機関を低金利順に並べる
- 金利以外の条件をチェックし、ご自分に合うものを3つ厳選
- 審査を受ける
それぞれの手順を詳しくご紹介します。
1.低金利(保証料含む)の順に並べる
マイカーローンは、その金額も高く、長期間にわたって返済しなくてはなりません。
生活に影響しないよう、“低金利”を第一条件に選ぶのがおすすめです。
それぞれの金融機関で金利も条件も違いますので、後ほど詳しくご紹介していきます。
2.各マイカーローンの条件チェックがおすすめ
マイカーローンには、さまざまな条件がついています。
全ての金融機関の条件をチェックする必要はありません。
低金利順に条件チェックをして、ご自分にとって好条件の金融機関を厳選しましょう。
- 金融機関が指定する借入限度額は?
- 年収、年齢、居住地などの条件は?
- “給与振替口座に指定”など、金利ダウンする条件を利用できる?
- ローンに含めたい費用(車検費用、整備費用など)も借りられる?
- (他金融機関からの借換えの場合)借換え可能?
- 手続きの簡単さやスピードは?
- 繰り上げ返済の条件は?
「繰り上げ返済をする予定はない」という方もいらっしゃいますが、カーローンは長期間です。
返済中にライフスタイルが変わることも想定して、チェックしておくのがおすすめです。
3.マイカーローンの審査は最大3つがおすすめ
マイカーローンの審査は、3社を超えて受けると通過する可能性が低くなることにご注意下さい。
下記のどちらでも、4社目からは審査を通過しにくくなります。
- 3社全ての審査に受かって、後から条件が合わないと気付いて次の審査を受ける
- 3社全ての審査に落ちて、次の審査を受けてみる
重要なのは、審査を受ける前に金利などの条件を事前確認することです。
必ず一度は金融機関に問い合わせをして、実際に審査を受ける3社を厳選してください。
特に注意して頂きたいのが、web完結型のマイカーローンです。
ホームページを見た流れで仮審査の申し込みをしがちですが、必ず事前相談をしましょう。
審査は“仮審査”と“本審査”に分かれていて、どの金融機関も審査内容を公表していません。一般的な審査内容をご紹介します。
仮審査の一般的な審査内容
仮審査の申込書に書くのは、下記のような内容です。
- 本人情報(名前、住所、年齢など)
- 年収
- カーローンの具体的な内容(車種、借入額、借入期間など)
- カーローン以外の借入金の有無
金融機関は、申込書の内容をもとに信用情報機関から信用情報を取り寄せて、仮審査をします。
この時点で、申込書に嘘の内容を書いている場合は必ずバレます。
また、信用情報に問題があれば仮審査に通過しません。
■ 信用情報機関とは
信用情報機関とは、各金融機関が個人の借入れ情報や金融トラブルなどの情報(信用情報)を保持し、提供している機関です。
金融機関や本人から“信用情報照会の依頼”を受けると、借金の有無や延滞など、過去5年間の借入情報を書面でおしえてくれます。
仮審査に通過すれば、本審査に通る確率はかなり高いです。
本審査の一般的な審査内容
収入証明書などを提出して、
を審査されます。
*仮審査を通過すれば本審査で落ちる可能性は低いのですが、ゼロではありません。
先ほどお話したように、3社の審査を受けた時点で、一旦ストップして下さい。
信用情報には「信用情報照会記録」という項目があり、複数の金融機関名が記載されていると、下記のように判断されます。
「信用情報照会記録」は6ヶ月間残ります。別の金融機関の審査にチャレンジする場合は、6ヶ月以上経過してから申し込むようにしましょう。
不安な場合は、ご自分の信用情報を取り寄せて確認することも可能です。
3社で審査落ちした後の対策は、後ほど詳しくご紹介します。ぜひご覧ください!
アルバイト・パート・フリーでも借入OK
とお悩みの方でも、ご自分の条件に合ったローンを選べば大丈夫です!
カーローンの中には、下記のような条件のものも多くあり、おすすめです。
- 毎月一定の収入があれば正社員じゃなくてもOK
- 年収200万円~借入OK
収入額などによっては「金利UP」などの条件提示をされる場合もありますが、まずは事前相談をしてみることをおすすめします。
マイカーローンを低金利順にご紹介!おすすめ金融機関
いよいよ、マイカーローンを低金利順にご紹介します。
低金利順に条件チェックをし、ご自分にとって好条件な金融機関を厳選して下さい!
金融機関の種類
カーローンを選ぶときには下記の順に検討するのがおすすめです。
個人の条件よって順位が入れ替わる場合もありますので、これからご紹介する表でチェックしてみて下さい。
- 銀行(ネット銀行、メガバンク、地銀、信用金庫、労働金庫、JAバンクなど)
- 損害保険会社(損保ジャパン日本興亜)
- ディーラー
- 信販会社
『ディーラーローン』と『信販会社のカーローン』の違い
国産車・輸入車の正規販売店(ディーラー)は、大きなグループ企業がほとんどです。
そのグループ企業であるファイナンス会社のローンを利用するのが、『ディーラーローン』です。
ディーラー以外の一般の販売店は、信販会社(例:ジャックス、オリコなど)と提携しています。
ローンで車を購入希望のお客さんは、信販会社の金融商品であるカーローンを利用できます。
マイカーローン 低金利順のおすすめ金融機関
キャンペーン金利も含めた金利順にご紹介します。金利は申込期間や借入条件などによって変動しますが、キャンペーン金利が低い金融機関は、通常の金利も低いのが一般的です。
参考になさって下さい。
(2019年3月時点)
(基本的に20歳以上の方が対象です)
金融機関 | 金利(%) | 融資上限金額
最長借入期間 |
保証料
借入範囲 |
条件等 |
JAバンク三重 | 固定1.20~2.60 | 1,000万円
10年 |
・金利+0.75%
・維持費等OK |
・年収200万円~
・三重県在住or勤務 |
きらぼし銀行 | 変動1.275~2.500 変動のみ |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・ネット支店限定金利
・アルバイト等NG ・東京都等の一部地域に在住 |
横浜銀行 | 変動1.30~2.50
*最低金利は800万円以上適用 |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・神奈川県等の一部地域在住
|
千葉銀行
変動のみ |
変動1.30~2.55
|
3,000万円 | ・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・アルバイト等NG |
朝日信用金庫 | 変動1.30~2.90 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・就職内定者OK ・東京都等の一部地域に在住or勤務 |
第三銀行 | 変動1.40~2.25 | 1,000万円 10年 |
・保証料は借り入れ条件によって
・維持費等OK |
・安定収入
・就職内定者OK ・三重県等の一部地域在住or勤務 |
関西みらい銀行
(※旧関西アーバン銀行) |
変動1.40~3.30
固定2.45~3.70 |
1,200万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
|
玉島信用金庫 | 固定1.44~3.70 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・30歳未満の就職内定者OK ・倉敷市近郊在住or勤務 |
岡崎信用金庫 | 変動1.865~3.455
固定1.47~3.78 |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・公的健康保険加入者 ・愛知県等の一部地域に在住or勤務 |
富山第一銀行 | 変動1.50~2.00固定4.50~5.50 | 500万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入 |
碧海信用金庫 | 固定1.50~2.18 | 1,000万円
7年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・アルバイト等年収90万円以上で家族と同居 |
長崎銀行 | 変動1.50~3.10
固定2.70~3.30 |
800万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・勤務一年(自営業2年)以上
・年収200万円以上 ・長崎県等の一部地域に在住 |
筑波銀行 | 変動1.50~3.00 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・勤務一年(自営業2年)以上 ・茨城県等の一部地域に在住or勤務 |
足利銀行 | 変動1.60~2.90 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・年収150万円以上 ・18歳以上 |
仙台銀行 | 変動1.65~4.80 | 1,000万円 10年 |
・保証料について情報なし
・維持費等OK |
・安定収入 |
福井信用金庫 | 変動1.65 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・30歳未満の就職内定者OK 福井県内一部地域に在住or勤務 |
興能信用金庫 | 変動1.70~1.950
固定2.70 |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・石川県一部地域に在住or勤務 |
福島銀行 | 変動1.70~3.10(ネット限定) | 1,000万円 | ・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入 |
京葉銀行 | 変動1.70~3.30 | 1,000万円
10万円 |
・保証料について情報なし
・維持費等OK |
・安定収入
・千葉県等の一部地域に在住or勤務 |
福邦銀行 | 変動1.725~4.525 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・福井県内一部地域に在住or勤務 |
大阪シティ信用金庫 | 変動1.74~2.98 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・大阪府一部地域に在住or勤務 |
三島信用金庫 | 固定1.75~2.05 | 1,000万円 10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入 |
常陽銀行 | 変動1.75~2.35 | 1,000万円 10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・宮城県等の一部地域に在住or勤務 |
住信SBIネット銀行 | 変動1.775~3.975 | 1,000万円
10年 |
・保証料について情報なし
・維持費等OK |
・安定収入 |
紀陽銀行
(目的ローン) |
変動1.80 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み | ・安定収入
・アルバイト等は借入額30万円以内 ・奈良県等の一部地域に在住or勤務 |
池田泉州銀行 | 変動1.825~2.875
|
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・京都府等の一部地域に在住or勤務 |
山形銀行 | 変動1.85~2.4 | 1,000万円
年数不明 |
・保証料込み
・webの場合は自動車購入資金のみ
|
・安定収入(150万円以上)
・1年以上勤務 |
中国銀行 | 変動1.85~4.0 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・就職内定者OK |
静岡中央銀行 | 変動1.85~5.00
|
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収
・静岡県等の一部地域に在住or勤務 |
南都銀行 | 変動1.875~1.975 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・奈良県等の一部地域に在住or勤務 |
大和信用金庫 | 変動1.875~
固定1.180~ |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・30歳未満の就職内定者 ・奈良県等の一部地域に居住or勤務 |
京都中央信用金庫 | 変動1.875~2.375
変動のみ |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・購入資金のみ |
・安定収入
・京都府内の一地域に在住or勤務 |
十八銀行 | 変動1.9
固定2.0 |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・18歳以上 |
北日本銀行 (ASUMO) |
変動1.90~2.80 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・アルバイト等NG ・岩手県等の一部地域に在住or勤務 |
損保ジャパン日本興亜 (ジャパンダ・ネットマイカーローン) |
固定1.90~2.85 | 999万円
10年 |
・保証料込み
・購入資金のみ |
・安定収入
・年収280万円以上 |
武蔵野銀行 | 変動1.90~2.85 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・就職内定者OK ・埼玉県・東京都に居住or勤務 |
東京証券信用組合 | 固定1.90~3.00 | 1,000万円 10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・証券役職員限定
・ |
福岡銀行 | 固定1.90~3.20 | 1,500万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・アルバイト等NG |
熊本銀行 | 固定1.90~3.20 | 1,500万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・アルバイト等NG |
愛知銀行 | 固定1.9~3.4% | 1,000万円
10年 |
・保証料込み | ・安定収入
・愛知県内に在住or勤務 |
りそな銀行 | 変動1.900~4.475 | 500万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・学生NG ・最低金利は住宅ローン利用者限定 |
多摩信用金庫
(ライフサポートローン) |
固定2.10
|
1,000万円 10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・東京都等の一部地域に居住or勤務 |
湘南信用金庫 | 固定2.15~3.55 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・神奈川県内の一部地域に居住or勤務 |
但陽信用金庫 | 変動2.20
固定3.00 |
1,000万円
10年 |
・金利+0.48%~0.75%
・維持費等OK |
・安定収入
・兵庫県内の一部地域に居住or勤務 |
山梨中央銀行 | 変動2.275~3.775
固定2.675~4.175 |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・年収150万円以上 ・3年以上勤務 |
栃木銀行 | 変動2.25~2.90 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・年収200万円以上 ・1年以上(自営業は3年以上)勤務 ・現住所に1年以上居住 ・栃木県等の一部地域に居住or勤務 |
中京銀行 | 変動2.30~3.80
固定3.40~4.90 |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・愛知県等の一部地域に居住or勤務 |
北洋銀行 | 変動2.30~3.40 | 1,000万円
12年 |
・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・北海道内に居住&勤務 |
きのくに信用金庫 | 変動2.35~5.00 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・年収150万円以上 ・1年以上(自営業2年以上)勤務 ・和歌山県内の一部地域に居住or勤務 |
SBJ銀行 | 変動2.375~3.575 | 300万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・窓口契約可能 ・東京都等の一部地域に居住 |
静岡銀行 | 変動2.40~4.40 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み | ・安定収入 |
十六銀行 | 変動2.475~3.975 | 1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入 |
広島銀行 | 変動2.60~4.40
固定3.150~4.950 |
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入 |
滋賀銀行
(スピードローンジャスト) |
2.675~5.175 | 1,000万円
10年 |
・保証料について情報なし
・維持費等要相談 |
・安定収入
・就職内定者OK
|
北おおさか信用金庫 | 変動2.7~2.9
|
1,000万円
10年 |
・保証料込み
・維持費等OK |
・安定収入
・法人役員or個人事業主は1年以上 ・大阪府等の一部地域に居住or勤務 |
イオン銀行 | 固定3.80~8.80
|
700万円
8年 |
・保証料について情報なし
・維持費等OK |
・安定収入
・年収200万円以上 ・学生NG |
都留信用組合 | 変動3.975~5.475 | 1,000万円7年
500万円8年 |
・保証料込み
・維持費等OK
|
・安定収入
・山梨県の一部地域に居住or勤務 |
みずほ銀行 (多目的ローン) |
変動5.875
固定6.650 |
300万円
7年 |
・保証料について情報なし
・維持費等要相談 |
・安定収入
・年収200万円以上 ・2年以上勤務 |
ディーラーローン金利 | 非公表
2.0~8.0%が一般的 |
|
||
信販会社のカーローン金利 | 非公表
7.0~8.0%が一般的 |
最低金利が1%台の金融機関が多いですが、条件がついているのが一般的です。
条件をいくつもクリアする必要がある場合もあるので、最高金利が低い金融機関から検討するのもおすすめです。
- 借入金額500万円以上
- 借入年数3年以上
最低金利だけを見て金融機関を決めても、実際は高い金利で審査通過という結果になる可能性もあります。
先ほどもお話しした通り、ぜひ事前相談をなさってみて下さい。
Web申込みで手続きが完了する金融機関なら、全国どこからでもカーローンが借入できるのでおすすめです。
どこの金融機関も、ローン商品の問い合わせは丁寧に対応してくれます。
団体信用生命保険をご存知ですか?
団体信用生命保険は、住宅ローンを借入するときに加入するイメージです。
死亡、高度障害などで借入した本人がローン返済をできなくなったとき、返済を免除されるなどの保障があります。
カーローンも高額で長期間の借入になることが多いので、団体信用生命保険に加入できる金融機関があります。
保険料は、以下の2種類から支払い方法を選びます。
- 「一括前払い」
- 金利を上乗せした「分割払い」
金利に上乗せして分割払いをする場合は、「金利+約0.3%」を目安になさって下さい。
カーローンを扱う金融機関の種類は?メリット・デメリットも比較
カーローンは、借入をする金融機関の種類によって、メリット・デメリットが異なります。
まずは、金融機関の種類から見ていきましょう。
主な種類は以下の6種類となります。
- 地方銀行
- メガバンク
- ネット銀行
- 損保会社
- ディーラー
- 信販会社
また、それぞれのメリットとデメリットを把握するためには、主に以下に挙げた項目をチェックするといいでしょう。
- 金利
- 審査
- 所有権
ただ、自身でこれら比較をするのは大変かと思いますので、以下に表でまとめておきました。
大まかにでも、どの金融機関が自身に向いているのか絞りこんでみてもいいでしょう。
金利 | 審査 | 所有権 | |
地方銀行 | 低い | 銀行による | 本人 |
メガバンク | 比較的に高め | 厳しい | 本人 |
ネット銀行 | 比較的に高め | 厳しい | 本人 |
損保会社 | 比較的に低め | 厳しい | 本人 |
ディーラー | 高い | 甘い | ディーラー |
信販会社 | 高い | 甘い | 信販会社 |
審査が厳しい金融機関の金利・審査・所有権の関係
金融機関がカーローンでお金を貸すときは、借りる人を信用して契約をします。信用できるかどうかを見極めるのが審査です。
もちろんその際の車の所有者は、契約者本人となります。
ローン滞納などの問題が起きて、車の所有者(契約者)が、
- 督促をしても支払ってくれない
- 行方不明となってしまった
- 死亡してしまった
などのときには、金融機関はどうしようもありません。
このとき金融機関側は、貸付した金額のほとんどを損する可能性もあります。
こういった事態にならないよう、金融機関側は、事前に「完済する能力があるか」を判断する必要があるのです。
そのため審査が厳しくなり、最終的に「信用できる」と判断されればされるほど、その金利は低くくなっていきます。
審査が甘い金融機関の金利・審査・所有権の関係
一方、ディーラーや信販会社などの審査が甘い金融機関では、カーローンが完済されるまで車の所有権を本人に渡しません。
問題が起きたときは、「車を回収&売却」すれば損せずに済むという点で、貸し倒れのリスクを減らすことができるのです。
そのため、審査が甘くなり、信用度を厳しくチェックしないため金利も高くなります。
ディーラーや信販会社は、「審査が甘い」「金利が高い」という点で、何となくカーローンを組みたくないイメージもありますが、銀行の審査落ちをした方にとっては心強い存在です。
また、整備のサービスなど、販売店独自の特典を設けている場合もありますので、むやみに避ける必要はありません。
カーローンを利用する際の事情は人それぞれですので、自分にとって「一番低金利&好条件」を見つけましょう!
さて、ここまでで、ある程度の選び方は理解できたでしょうか。
しかし、失敗しないマイカーローンを選ぶためにも、もう少しだけお付き合いください。
実は、マイカーローンを選ぶ際には、何点か注意すべきことがあるのです。
次からは、その点についてお話していきます。
マイカーローンで注意すべきこと
ここではマイカーローンを利用するあたって、何に注意すべきかについて、3つほど紹介していきます。
では、早速紹介していきます。
マイカーローンによって利用条件が異なる
「低金利順のおすすめ」で紹介した表でもお伝えしてましたが、金融機関によって利用条件が細かく設定されているものです。
とくに、以下の項目に対する条件があることが一般的でしょう。
- お住まいエリアの条件
- 申込み年齢の条件
- 勤務歴の条件
- 雇用形態の条件
- 年収の条件
そのため、これら細かな条件については、一度金融機関に直接問い合わせるのが確実といえます。
これはムダに申込みをしてしまわないためにも大切なことですので、必ずチェックするようにしましょう。
ローンに組み込まれない諸費用がある
基本的にマイカーローンといえば、車体本体代以外の費用についてもローンにできることが一般的です。
たとえば、以下のようなものが諸費用にあたるでしょう。
- カーオプション代
- 保険代や税金
- 車検代
- 運転免許を取得するための費用
- カー用品代
- 修理費
※これについても、金融機関によって異なります。
このように、資金の使い道が多いのは嬉しいことですよね!
しかし、ディーラーが提供するローンについては、そうもいきません。
たとえば、車体本体代については、販売している車種に限られることがあります。
また基本的には、カーオプションはOKでも、それ以外の諸費用については利用することができないのが一般的でしょう。
このようにマイカーローンといっても、ディーラーローンの場合では、何かと制限がかかることがあります。
ですので、いくら手続きが販売店でできるからといってラクだとしても、利便性の面ではかなり低いといえるので、注意した方がいいでしょう。
金融機関で指定の引き落とし口座があることも
これは、マイカーローンをなるべく早く利用したいと考えている方は、とくに意識してほしいことです。
マイカーローンを申し込める金融機関の中には、その金融機関の口座を持っていないと利用できないケースがあります。
自身がその金融機関の口座を持っているのであれば、とくに問題にはなりませんが、低金利を理由に選ぶ場合では、そこの口座を持っていない場合もあるでしょう。
そうした場合では、口座開設までの時間もかかってきますので、その分マイカーローンの利用開始は遅れてしまいます。
窓口に直接行く必要があるかも確認
さらに口座開設するにあたって、来店する必要があるのかも、確認した方がいいでしょう。
これは、マイカーローンの契約についても同じことがいえます。
とくにお勤めの方は、銀行窓口が空いているときに、直接出向かなくてはならないこともあるdしょう。
そういった手間も考慮し、事前に金融機関に問い合わせるようにしてください。
マイカーローンに落ちた!別の方法を検討がおすすめ
マイカーローンに落ちても、車を手に入れる方法はまだあります。
諦めずに検討しましょう。
マイカーローン以外の方法には、以下の4つがあります。
- 他のローンを利用する
- 現金一括で買う
- カーリースや残価設定ローンを利用する
- カーシェアを利用する
では、それぞれについて解説していきます。
1:他のローンを利用する
車を買うための資金は、マイカーローン以外でも借入可能です。
- カードローン
- 住宅ローンとまとめる
- 消費者金融からの借り入れ
金利をしっかりチェックして検討しましょう。
では、ひとつずつ解説していきます。
カードローン
カードローンは、使い道を決めずに借入可能です。
マイカーローンに落ちたら、真っ先に検討するのがおすすめです。
金利は金融機関によるので、なるべく低金利を選びましょう。
カードローンも、借り入れ条件によって金利が違います。
以下、例となります。
たとえば、「100万円を借入し10年で返済する」と仮定すると、総返済額は下記の通りになります。
- 金利1%・・・総返済額 約105万円
- 金利5%・・・総返済額 約120万円
- 金利8%・・・総返済額 約150万円
金利8%になると元本の1.5倍ものお金を返済することになり、かなりの負担です。
返済額を必ず計算し、しっかりと確認してから借り入れを決めるのがおすすめです。
住宅ローンとまとめる
住宅ローンを借入することを条件に、車、家具など様々な費用もまとめて借入可能な金融機関もあります。
住宅ローン金利は、低金利で最長35年です。月々の負担が軽くなりますので、条件に合う方は検討がおすすめです。

以下、例となります。
■ 荘内銀行(山形)
- 金利約3%<住宅+車+家電+家具+日用品>まるごと借入可能
消費者金融からの借り入れ
審査が甘い点では、消費者金融も検討する候補にあがります。
カーローンとして利用するときに注意して頂きたいのは、金利です。
一般的な金利は15%ほどで、返済の負担がかなり大きい借入方法であることにご注意下さい。
消費者金融の中には、「借入から30日間金利0円」などのキャンペーンをしている場合もあります。
短期間でお金の目途がつく場合などに候補に入れるのがおすすめです。
2:現金一括で買う
カーローンに落ちたら、現金で車を買うのが一番手っ取り早い方法です。
金利を支払う必要もありません。ただし、貯金を使い果たすのはおすすめできません。
突然の事故などで働けなくなることも想定して、できれば半年~1年分の生活費を残して貯金を使うのが理想です。
事故などがなくても、生活に急な出費はつきものです。しっかり計算なさってみて下さい。
頭金を支出する場合も、同じように考えてみて下さい。
貯金に余裕が無いと感じたら、「マイカー購入予算を下げる」、「購入時期を延期する」などの選択肢も検討するのがおすすめです。
3:カーリースや残価設定ローンを利用する
まずは、カーリースと残価設定ローンの違いをご紹介します。
カーリース
リース会社が所有する車を借り続けるというイメージです。
- 「月々定額のリース費用 + ガソリン代 + 保険料」
は自分自身で支払わなくてはなりません。一方で、以下の3つについてはリース会社持ちとなります。
- 税
- 車検
- メンテナンス費用
残価設定ローン
車の代金を支払っている人の立場が、はっきりしないイメージなのが、残価設定ローン(“残クレ”とも呼ばれる)です。
車の所有者は販売店のままで、数年後の車の価値を差し引いた金額を分割で支払います。
決まった年数が経過したら、「買取or販売店に返却」か「さらに支払って完済」の2つの選択肢があります。
数年後の動向を決めずに利用することがほとんどなので、返却も念頭に入れて、常に傷などに注意する必要があります。
- 「月々の返済が低額」
- 「車検費用がかからない」
などの魅力がありますが、設定した残価が絶対ではないことにも注意が必要です。
契約年数経過後に再査定され、決められた走行距離をオーバーしただけでも差額分の支払いを請求されます。
カーリースも残価設定ローンも、下記のような方におすすめです。
- 事故のリスクが低い(遠出しないなど)
- 車をきれいに使える(子供がいないなど)
- 数年ごとに車を乗り換えたい
4:カーシェアを利用する
自営業を始めて間もない方などの中には、全てのローンに通らない方もいらっしゃいます。
そんな場合は、カーシェアも検討なさってみて下さい。
たとえば、タイムズのカーシェアの場合、特徴としては以下のようなものが挙げられます。
- コインパーキングのタイムズ(日本全国)にあるシェア用の車を予約して使う
- 予約から最短3分で利用可能
- ガソリン代不要
- 短時間でもOK(15分単位)
もちろん、これはお住いの地域によって、予約状況などが違います。
使ってみないと本当に便利かどうかは不明ですが、
という限定的な理由で車を利用するのであれば、カーシェアリングでも十分事足りるでしょう。
この場合でも、購入したケースのひと月にかかる費用と、カーシェアリングを利用したケースのひと月にかかる費用を洗い出し比べてみるといいかもしれません。
購入のケースでは、税金や保険料、ガソリン代も加算するようにしてください。

マイカーローンを賢く選んで積極的に相談しよう
カーローンについて、おすすめの選び方や実際の金融機関を詳しくご紹介してきました。
マイカーは高額ですので、お金を借りるときは慎重になって当然です。
迷う気持ちに“事前確認”という行動もプラスして、気になる金融機関にはぜひ積極的に連絡してみて下さい。