こんな方へ向けて、ここではその疑問に答えていきます。
加えて、内容的に同じとされているマイカーローンとの違いについても、気になるところです。
あなたは、これらの違いについて、しっかりと答えることができますか?
この記事を読んで、ディーラーローンの審査と金利の内容をしっかりと理解し、自身に適したディーラーローンを選んでいってくださいね!
またマイカーローンとの違いなどを理解することで、ディーラーローンを適切に使用することができるようになります。
では早速はじめていきましょう!
もくじ
ディーラーローンの審査は通りやすい?その内容をまとめてみた
ディーラーローンの審査は通りやすいのか、それとも厳しいのかと気になるところです。
そこで、ディーラーローンの審査について解説いたします。その審査の内容は厳しいのか甘いのかを解析していきます。
まずは審査に落ちる要因を挙げてみた
ディーラーローンの審査を通る要因より、審査に落ちる要因から先に挙げて、その内容を解説いたします。
まずは落ちる要因を知り、その要因に対して、あらかじめ対策できるようにしておきましょう。
審査に落ちる要因が何なのかとわからないと悩んでいる方は、まずここからです!
以下に5つほど要因を挙げておきますので、順にチェックしてみてくださいね!
1:過去に金融事故を起こしたことがある
過去に金融事故を起こしたことがある場合は、ディーラーローンの審査に落ちる可能性が非常に高いです。
なぜなら、金銭的な信用を失った状態にあるからです。
金融事故とは、支払うべき金銭を長期的に滞納や料金の踏み倒し、自己破産などが挙げられます。
これらの情報は、「CIC」など信用情報機関に登録されているので、今後の信用が必要な審査に大きく影響してくるのです。
もちろん、ディーラーローンを提供している自動車販売店と提携する信販会社または保証会社は、信用情報機関を通じてディーラーローン申込者の信用情報を確認しています。
金融事故の経歴があった場合、「過去に金融事故を起こした」という理由で、信販会社または保証会社はディーラーローン申込者の審査通過を認めないのです。
年収や地位に問題なくても、過去に金融事故を起こしている時点で、ディーラーローンの審査通過はかなわないと思ったほうが良いでしょう。
2:多くの金融機関からお金を借りている
多くの金融機関のローンやキャッシングを利用して、お金を借りているという状況を抱えている場合、ディーラーローンの審査通過が見込めないでしょう。
ローンやキャッシングの完遂できる日が近い場合は問題ないと言えるのですが、完遂までに時間がかかる場合も、ディーラーローンの審査が落ちる要因にもなります。
3:収入が不安定
収入が不安定という理由も、ディーラーローンの審査に落ちる要因となります。
というのも、突然収入がゼロになるというケースがあるため。
具体的に説明しますと、月に50万円の収入があった次の日、突然収入が月10万円に下がり、最悪収入がゼロになるという状態も否定できないのわけです。
収入が常に不安定だと、ディーラーローンを提供する自動車販売店と保証会社は不安を感じます。
それで、返済できる可能性が低い方にローンを組ませて踏み倒されてしまえば、保証会社は大損となってしまうでしょう。
そういったリスクを最小限に抑えるためにも、審査に通すわけにはいかないのです。
4:年収が低い
年収が低いというポイントも、ディーラーローンの審査に落ちる要因のひとつになります。
仮に収入が安定していても、年収自体が低い場合、月々支払い続けることが困難になる可能性があるのです。
年収が低くても、ディーラーローンの審査に通過できる可能性はゼロではないのですが、車種によります。
新車は数百万円が当たり前である一方、中古車は数十万円が平均的な相場。
つまりは、車両の購入価格が低ければ(ローンを組むときの額が低ければ)、審査に通過できる可能性もあるというわけですね!
そのため、一概に「年収が低い=審査に落ちる」とは言えないのです。
5:専業主婦(主夫)やアルバイトだと厳しい
専業主婦(主夫)やアルバイトだと厳しく、その職業や立場を理由だけで、ディーラーローンの審査に落ちる要因となります。
その理由は、
- 専業主婦は無収入だから
- アルバイトの年収はもともと低い(※業種によっては高年収のアルバイトもある)
- 安定性がない
などが挙げられるからです。
特に注目していただきたいのが、「専業主婦は無収入」というポイント。
専業主婦といっても、配偶者の収入があれば良いと感じますが、場合によってはそれでも厳しいのです。
なぜかと言いますと、
- 配偶者の年収がもともと低い場合がある
- 配偶者の年収が高く安定しているが、ディーラーローンを月々支払ってくれる保証がない
などが挙げられます。
ディーラーローンの審査基準とは?本当に通りやすいのか?
ディーラーローンの審査基準は基本的に公開されていません。
一方で、インターネット上などで、ディーラーローンの審査は通りやすいと言われていますが、実際はどうなのかと気になるところです。
そこで、予想されるディーラーローンの審査基準を次に挙げて、内容を解説していきます。
年収がそれなりにあること
年収がそれなりにあることは、ディーラーローンの審査基準のひとつでしょう。
この点については、落ちる要因の裏返しですので、可能性はかなり高いといえます。
どれくらい年収があれば良いのかについては、先述した通り、車種によって異なるでしょう。
明確に断言することはできませんが、その年収に安定性がプラスされれば、ディーラーローンの審査基準はクリアしやすくなります。
勤続年数が長いこと
勤続年数が長いことも、ディーラーローンの審査基準のひとつであると考えています。
勤続年数が長いという事は、収入が安定性が高いことを意味し、審査通過のプラスになるからです。
個人事業主がディーラーローンを利用する場合、事業の年数が多いことも、プラスになります。
個人事業主の収入は常に不安定と言っても過言ではないのですが、事業の年数が多いということは、収入も安定していることを意味するのです。
金融事故を起こしていないこと
「過去に金融事故を起こしたことがある」という見出しで触れているので、詳しい説明は省略しますが、金融事故を起こしていないことがディーラーローンの審査基準のひとつとなります。
その審査基準の中でも、金融事故に関するポイントが大きく、金融事故を起こした時点でディーラーローンの審査基準は満たせないと考えたほうがいいでしょう。
虚偽申告や虚偽記載しないこと
虚偽申告や虚偽記載しないというポイントも、ディーラーローンの審査基準のひとつとなります。
単純なミスであれば、修正すれば問題ありませんが、意図的に虚偽の申告と記載を行った場合、発覚した時点で審査の通過が見込めないでしょう。
対応策としては、自動車販売店の窓口で書き方を教えてもらいつつ、書類を記載することです。
という方もいるかもしれませんが、多くの場合で虚偽申告はバレます。
今後のことも踏まえ、記載する内容は正しいものを伝えるようにしてください。
ディーラーローンの審査に通りやすくする6つのコツ(対策)
さてここまでで、ディーラーローンの審査基準について紹介してきました。
この基準については、自身で今どうこうできることではないでしょう。
ここでは、自身でできるディーラーローンのコツ(対策)について紹介していきます。
できるコツは以下の6つ。
- 担保や保証人をたてる
- 頭金の額を多くする
- 他のローンに申込まない
- 審査結果が出るまで転職しない
- キャッシング枠をなくす
- ブラックは記録抹消まで待つしかない
それでは順に詳しくみていきましょう!
1:担保や保証人をたてる
ディーラーローンは基本的に無担保ですが、ディーラーローンで購入した自動車そのものが担保となるので、実質的には無担保といえるでしょう。
それでも、審査について不安に感じる方も少なからずいるでしょう。
そういった場合では、もうひとつ担保を付け加えることを提案してみてください。
金融事故など、ディーラーローンの審査が落ちる絶対的な要因がないかぎり、その審査が比較的通りやすくなります。
また、保証人を付けるのも一つの手です。
この場合は、保証人の方も審査されますので、信用力のある方に保証人になってもらうようにしてください。
2:頭金の額を多くする
頭金の額を増やすことは、ローン額が減ることでもあります。
先述した通り、ローン額が多くなればなるほど審査は厳しくなる傾向にあるので、「そのハードルを少しでも下げましょう」といった対策方法となります。
ただ、それが「準備できない!」という方も中にはいるでしょう。
それは本当にそうでしょうか?
車の購入は、今でなくてはならないのでしょうか?
など明確な理由がないのであれば、あと数ヶ月ほど待って、少しでも頭金を増やした方がいいでしょう。
それだけでも、審査結果が前向きになるはずです。
3:他のローンに申込まない
ディーラーローンに申込むのであれば、それときには他のローンに申込まない方が良いでしょう。
双方のローン審査で、悪い結果を招くことになるかもしれません。
基本的にこういった審査においては、複数ローンを比較的短い期間で申込んでしまうと、信用面上で「お金に困っている人」といったレッテル貼られる可能性があるのです。
こういった勘違いを審査する側へ与えないためにも、ディーラーローンに申込む際は、他のローン申込みは徹底して避けた方がいいでしょう。
4:審査結果が出るまで転職しない
先述した通り、勤務年数は審査基準のひとつでもあります。
つまり転職してしまうと、その積み上げてきた勤務年数が、リセットされてしまうのです。
そのため、少しでも審査通過率を上げたいのなら、審査が終わるまでは転職を避けるようにした方が良いでしょう。
また、申込み時の記載内容では転職前の会社だったとしても、在籍確認時になどが行われた際に転職していては、在籍確認がとれないために虚偽申告だと判断されかねません。
ただし転職時期については、そう簡単にズラせるものでもないので、申込み時期を調節するといった対策となりそうです。
5:キャッシング枠をなくす
ディーラーローンへの審査が不安なら、自身が持っているクレジットカードのキャッシング枠の有無を確認しましょう。
もしこれが設定されているのであれば、たとえ利用していなくても、ローンで組める額に悪影響を与える可能性があります。
そのため、使っていないキャッシング枠は解約しておくべきとなるのです。
また他の支払いが残っている場合は、こちらも審査に悪影響となるため、なるべく完済させておいた方が良いでしょう。
そうすることで、車の購入費といった大きなローンも、組みやすくなります。
6:ブラックは記録抹消まで待つしかない
ここまでで、5つの審査通過のためのコツ(対策)を紹介してきましたが、もし信用情報がブラックの場合は、それら5つの対策を行ったとしても審査通過は厳しいものとなります。
自身がブラックなのかどうかについては、信用情報機関である「CIC」で確認することができます。
その際には、利用手数料として1,000円が必要となりますが、それで利用歴がわかるのなら安いものでしょう。
また、もし審査に不利な記録があった場合は、それが抹消されるまでに5年~10年の期間が必要となります。
これについては、自身が過去にキズをつけたものとなってしまいますので、記録抹消までの間は信用を地道に積み重ねていくしかありません。
ディーラーローンの金利はどれくらい?
ディーラーローンの金利は高いと言われていますが、実際にどれくらい高いのかと、審査と同様に、誰しも気になります。
そこで、ディーラーローンの金利の内容について解説していきます。
車種によって金利が異なっていく
ディーラーローンの金利はどれくらいなのかというと、3%~10%が相場であると言われています。
車種によって金利が変動し、数百万円もする新車は金利が低く、逆に中古車は金利が高い傾向にあるのです。
マイカーローンの金利はディーラーローンより低い傾向にあるのですが、この部分については「金利はマイカーローンのほうが低い」という見出しで解説していきます。
自動車メーカーが提供するディーラーローンの金利を簡単比較してみた
自動車メーカーが提供しているディーラーローンの金利は、自動車メーカーによって異なります。
そこで、自動車メーカーのディーラーローンを3つ挙げて、簡単ですが比較してみました。
トヨタの金利
トヨタのディーラーローンの金利は、4.8%~6.8%が相場だとされています。
数あるディーラーローンの中でも、トヨタのディーラーローンの金利は低く抑えられている傾向にあるようです。
スズキの金利
スズキの金利は、3年プラン(36回払い)で2.9%~3.9%です。
トヨタの金利より低く抑えられているので、中古車だろうと新車だろうと、購入のハードルが低いのが特徴であります。
ホンダの金利
ホンダの金利は基本的に、一律4.9%となっています。
変動金利ではなく固定金利となっているので、支払いに対する計画を立てやすいというメリットがあります。
2019年9月30日までに、ホンダの金利が一律3.5%のキャンペーンを打ち出しているので、この期間にディーラーローンを利用して自動車を購入すると、月々の返済額を抑えられる見込みがあるのです。
ディーラーローンとマイカーローンとの違いを比較してみた
ディーラーローンではなく、銀行が提供しているマイカーローンのほうが金利は安いものです。
と考えがちですが、ディーラーローンとマイカーローンには、それぞれのメリットとデメリットがあるのです。
そこで、ディーラーローンとマイカーローンとの違いを比較しながら、2つのローンのメリットとデメリットを分析してみます。
審査はマイカーローンのほうが比較的厳しい
審査はマイカーローンのほうが比較的に厳しく、ディーラーローンのほうが易しいとも言われています。
しかし、実際はというと、ディーラーローンも審査は厳しいのです。
審査期間は、ディーラーローンは最短即日なのに対し、マイカーローンの審査の最短期間は1週間程度かかるとされています。
すぐに自動車を購入したいならディーラーローンのほうがメリットはあるということです。
金利はマイカーローンのほうが低い
「車種によって金利が異なっていく」という見出しで、ディーラーローンの金利の相場は3%~10%と説明しました。
一方でマイカーローンの金利は、大雑把にまとめると、2%~4%と低く設定されています。
加えて、ディーラーローンは車種によって金利が変動するのに対し、マイカーローンは一律です。
金利だけ見るなら、マイカーローンのほうが得だと言えるでしょう。
所有権を持てるのはマイカーローン
自動車の所有権を持てるのは、マイカーローンとなります。
所有権を持てるということは、車の売却が自由にできるということです。
一方、ディーラーローンは完済しないかぎり、所有権は自分の名義になりません。
所有権が自分の名義にならないということは、車の売却が自由にできないということになります。
自由度に関するメリットも、マイカーローンのほうが上でしょう。
マイカーローンは自動車の購入が決まる前でも審査を受けることが可能
マイカーローンは、自動車の購入が決まる前でも審査を受けることが可能です。
自動車を購入するのは決めたけど、購入する車種はまだ決まっていないという人でも、仮審査の申し込みが可能となっています。
一方、ディーラーローンは、購入する車種とオプションを決めてから、審査を行います。
審査に関する自由度についても、やはりマイカーローンのほうがメリットはあると言えるでしょう。
ディーラーローンに関しても、最短即日で審査が決まるので、すぐに車が欲しいという人にはディーラーローンがおすすめです。
書類の提出量が多いのはマイカーローン
書類の提出量が多いのはマイカーローンですが、具体的にどれくらいの書類が必要になるのかは、マイカーローンを提供している銀行によって異なります。
一方、ディーラーローンの場合、最短即日で審査が決まるので、必要最低限の書類で済むというわけです。
マイカーローンとディーラーローンが、共通している必要書類をいくつか挙げてみました。
- 年収を証明する書類
- 身分証明書
- 印鑑登録証明書
などが挙げられます。
マイカーローンの場合は、この3つだけでなく、見積書または注文書が必要になります。
なぜなら、本当に自動車を購入するのかと確認するためのものとなるからです。
マイカーローンは担保や保証人が必要なし
マイカーローンは、基本的に担保や保証人が必要ありません。
ディーラーローンも基本は同じなのですが、ディーラーローンの場合だと、内容によっては担保や保証人が必要となります。
そのため、担保や保証人を利用したくないのなら、マイカーローンがおすすめでしょう。
ディーラーローンも担保や保証人をほとんど必要としないので、基本的にどちらも変わらないということになるのです。
しかし、担保や保証人が必要ないということは、それなりの信用が必要となります。
つまり、審査がより厳しめになるということでもあるのです。
マイカーローンは繰上返済が何度でも可能
マイカーローンは繰上返済が何度でも可能です。
もちろん、繰上返済にかかる手数料は発生しません。
ディーラーローンの場合は、自動車メーカーによって、繰上返済ができるかできないかによって分かれます。
たとえディーラーローンの繰上返済ができたとしても、手数料が毎回発生することがほとんどです。
効率良く支払いをしていきたい場合はマイカーローンですが、計画的に支払っていきたい場合はディーラーローンと言ったところでしょう。
もし「マイカーローンの方が良いかも・・・」と思ったのなら、以下の記事が参考になるかもしれません。
各社のマイカーローンを比較していますので、しっかりと見極めてみてくださいね!

信用情報に不安があるならディーラーローン!対策も必須
ディーラーローンの審査と金利について紹介し、マイカーローンとの違いも解説しました。
金利ではマイカーローンのほうが得ですが、審査ではディーラーローンのほうが早く、結果が最短即日に出ます。
書類の提出量もディーラーローンのほうが少ないので、簡潔的かつ素早く自動車を購入したいなら、ディーラーローンがおすすめだといえるでしょう。
しかし、できる対策があるにもかかわらず、それを怠っていては通る審査も通らなくなる可能性もあります。
ここで紹介してきた対策は、しっかりと行い、欲しい車を着実に手に入れていきましょう!