ネット上を検索してみると、カードローンのおすすめ情報は、「これでもか」というほど多くヒットします。
その検索結果を目の当たりにして、
と調べる程にわからなくなり、結局答えにたどりつけない方も少なくありません。
カードローンは、正しい基礎知識を知ると、初心者でも簡単に選べるようになります。
この記事では、そんな初心者の方でも自身に合ったカードローンが選べるように、以下の内容についてわかりやすく解説していきます。
- カードローンの選び方
- カードローンの種類ごとにおすすめを比較
- 審査基準や落ちる人の特徴
- 返済するためのコツ
カードローンの返済に困ったときの対処法なども、交えてお話しますので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい!
もくじ
カードローンでおすすめの選び方とは
カードローンは、以下の特徴をもつ、便利なローンです。
- 担保なし
- 保証人なし
- 限度額内なら、何度でも借入可能
便利な反面、金利が高くて返済が長期になりがちなことに注意が必要です。
まずは、カードローンの基礎知識と選び方をご紹介します。
より具体的には、以下の4点にフォーカスしていきますので、順に確認していきましょう。
- カードローンの種類とそれぞれの特徴
- 最高金利を比較して選ぶ
- 借入条件をチェック&比較して選ぶ
- カードローンの申込みは3社以内がおすすめ
カードローンの種類と特徴を知って比較
カードローンを取り扱っている金融機関は、大きく分けて以下の3種類にわかれます。
- 銀行系
- 消費者金融系
- 信販系
金融機関ごとに知って頂きたいおすすめの特徴を、比較して表でご紹介します。
金利 | 融資実行までの時間 | その他 | |
銀行系 | 低い | 最短1日~長くて2週間が目安 | 主婦(主夫)でも契約できる可能性あり |
消費者金融系 | 高い | 最短即日 | 無利息期間を設けている業者あり |
信販系 | 高い | 最短即日 | 大手グループ企業だと安心感がある |
銀行系カードローン最大のおすすめポイントは、金利が低いことです。
消費者金融系や信販系と最高金利を比較すると、10%近く低い場合もあります。
そのため、まず一番に受けたいカードローンでもありますが、その分審査は厳しめです。
そのため、銀行系のカードローンが向いている方は、以下すべての項目にあてはまる方となります。
- 安定した収入
- 他社ローンがない(少ない)
- 手元にお金が入るまで時間がかかっても平気
- 過去に金融トラブル(踏み倒しや長期滞納)を起こしていない
一方で「銀行系に審査落ちした」、「審査に受かるかどうか不安」という場合は、消費者金融系や信販系が強い味方になります。
最高金利が低い金融機関を比較
カードローン金利は、借入限度額によって決まるのが一般的です。
とくに、はじめてカードローンを利用する場合は、高額借入ができる可能性はほぼありません。
より具体的には、以下に挙げる条件となることが一般的です。
- 借入限度額は50万円以内
- 最高金利が適用される
そのため、最高金利が低い金融機関を比較して選びましょう。
またカードローンは、「いつでも」「何度でも」、限度額内で借入できますが、借入を重ね過ぎてしまえば返済期間が長くなってしまいます。
金利が高いほど、返済額が生活の負担になりますので、ぜひ最高金利にこだわってみて下さい。
自分に合っている金融機関を比較
カードローンを比較するときは、ある程度候補が絞れた段階で、貸出条件を必ずチェックすることをおすすめします。
貸出条件は、「○○(金融機関名) カードローン 商品概要」でインターネット検索をすると調べられます。
実際に調べてみると、以下のような項目が記載されていますので、自身の状況とマッチするのかを確認しておきましょう。
- 年収●万円以上
- 勤続▲年以上
- 住んでいる地域
- 年齢
- 主婦(主夫)や学生が申し込めるかどうか
これら条件については、金融機関によって異なるものです。
また貸出条件に合っていない金融機関への申込みは、信用情報にムダ残すことになり、次の審査に悪影響にもなります。
(*信用情報については、次に詳しくお話します。)
消費者金融系と信販系に申し込みをする場合は、総量規制にも意識を向けなくてはなりません。
他社ローンと合わせて、年収の1/3以上の借入限度額を申込むと、「借入限度額の引き下げ」や「審査落ち」の可能性が高まってしまいます。
カードローンは3社以内の申し込みがおすすめ
カードローンを取り扱っている金融機関は数多いですが、審査落ちをしたからと、
と考え、次々に申込むのは間違いです!
ここで知っておくべき知識は、個人の借入情報が全てわかる『信用情報』についてです。
信用情報を取りまとめる機関には、以下の3つがあり、各金融機関から依頼があった際には情報提供をしています。
利用希望者から、ローン申込みを受けた金融機関は、必ず信用情報を取り寄せて審査に使います。
信用情報には、他金融機関にローン申込みをした履歴も残りますので、比較的短い間に複数社へ申込みをしていると、
と判断されて、審査に悪影響です。
審査落ちにならない申込み数の基準は、金融機関によって違います。
公表もされていませんが、おおよその目安としては、3社以内と考えるのが安全です
カードローンでおすすめの金融機関を徹底比較
「銀行系・消費者金融系・信販系」に分けて、おすすめの金融機関をご紹介します。最高金利の低さにこだわって比較しましょう!
銀行系カードローンのおすすめを比較
消費者金融系や信販系と比較して魅力的な、最高金利17%以下の銀行をご紹介します。
(2019年5月時点)
金利 | 貸出条件 | |
ろうきん | 3.875~8.475% | 18歳~
年収150万円~ 勤続年数1年~ |
JAバンク | 4.7~9.9% | 20歳~ 安定収入あり来店不要の店舗あり |
J.Score | 0.8~12.0 | 20歳~
安定収入あり |
りそな銀行 | 3.5~12.475% | 20歳~
安定収入あり |
ソニー銀行 | 2.5~13.8% | 20歳~ 安定収入あり |
イオン銀行 | 3.8~13.8% | 20歳~
安定収入あり 主婦(主夫)OK、学生NG |
みずほ銀行 | 2.0~14.0% | 22歳~
安定収入あり |
静岡銀行 | 4.0~14.5% | 20歳~ 学生不可学生NG |
三井住友銀行 | 4.0~14.5% | 20歳~
安定収入あり |
楽天銀行 | 1.9~14.5%
*会員ランクで金利優遇あり |
20歳~
安定収入あり |
三菱UFJ銀行 | 1.8~14.6% | 20歳~
安定収入あり |
住信SBIネット銀行 | 1.59~14.79% | 20歳~
安定収入あり |
北海道銀行 | 1.9~14.95% | 20歳~
年収150万円~ |
ここでのおすすめは、全国どこからでも申込みができる銀行をご紹介しました。
上表の他に、地方銀行や信用金庫などにもカードローン商品があります。
期間限定のキャンペーンで、さらに好条件の借入ができる場合もありますので、お近くの金融機関の情報もぜひチェックしてみてください。
消費者金融系カードローンのおすすめを比較
消費者金融の最高金利は、どの業者も同じ水準です。
数ある消費者金融の中から、無利息期間がある大手の業者をおすすめします。業者ごとの特徴を比較して選びましょう。
(2019年5月時点)
金利 | 特徴 | |
アコム | 3.0~18.0% | 女性専用ダイヤルあり |
アイフル | 3.0~18.0% | 限度額10万円の女性向けカードローンあり
初めての利用&一定の年収がある方者向けに最高金利9.5%のカードローンあり |
レイクALSA | 4.5~18.0% | 最短60分で融資実行
スマホアプリとセブン銀行ATMを使って、カードなしの取引可能 |
プロミス
|
4.5~17.8% | 最短60分で融資実行
郵送物なし |
無利息期間がある業者をご紹介しましたが、無利息期間でも返済日はあることにご注意下さい。
信販系カードローン おすすめを比較
信販系を銀行系や消費者金融系と比較すると、金利の面では魅力がありません。
信販会社独自のサービスで比較して、ご自分に合っているカードローンを選ぶのがおすすめです。
(2019年5月時点)
金利 | 特徴 | |
オリエントコーポレーション | 4.5~18.0% | 女性向けカードローンでは、エステ割引券や育児相談サービス等あり |
ジャックス | 4.5~18.0% | 他社と比較して特になし |
セディナ | 6.9~18.0% | 7日間無利息 |
消費者金融を利用するのが不安な方、大手のグループ会社が安心と感じる方は、ぜひ検討なさってみて下さい。
カードローンの審査基準は?審査に落ちる人の特徴は?
カードローンに申込みをすると、必ず審査が行われます。当然、この審査に通らなければお金を借りられません。
審査に関わる下記の情報をご紹介します。
- カードローンの審査に通る人
- カードローンの審査に落ちる人
今だけではなく、将来のローン審査のためにも、マイナスな行動をしないようにしましょう!
カードローンの審査に通るのはどんな人?
カードローンの申込み者を審査する目的は、下記の2点です。
- 元金と利息を確実に返済してくれる人かどうかを見極める
- 無担保・無保証人でもお金を貸せるほど信頼できる人かどうかを見極める
はじめてカードローンを申込む場合は、金融機関との信頼関係がゼロです。
先ほどもお話しした通り、審査に通っても低額融資からスタートするのが一般的です。
このとき、延滞のない返済実績を作ると、借入限度額の増額申込みをする際に有利です。
また、キレイな返済実績があることで、他のローンやクジットカードの審査でも有利に働くようになります。
カードローン 審査に落ちるのはどんな人?
カードローンに落ちるのは、下記のような方です。
- 申込み時に、ウソの内容を申請
- 信用情報に問題がある
- 他社ローンが複数ある
- 比較的短い期間に、複数社へカードローンの申込みをしている
先にもお伝えした通り、金融機関は信用情報を取り寄せて見て、返済能力や信頼できるかどうかを判断します。
信用情報とは
信用情報とは、カードローン申込者の過去の借入状況がわかる情報です。
- 借入をした金融機関と金額
- 借入当時の住所、勤務先
- 延滞
- 自己破産
月単位で、5年分の情報が記載されています。
信用情報に悪い履歴があると、カードローンの審査以外にも影響します。
たとえば、住宅ローンやカーローンなど、いざというときの大きな買い物ができなくなる可能性があります。
普段から、「借りたお金の返済状況は、人生を左右する」くらいの厳しい気持ちで生活することをおすすめします。
カードローン返済のコツを知ろう
カードローンを申し込む前には、返済で困らないためのコツを知っておくことも大切です。
これらコツを知っておくことで、カードローンをより有効に活用できるようにもなりますので、しっかりと目を通しておきましょう。
ここでは、以下の内容について紹介していきます。
- カードローンの返済に困らない返済シミュレーション
- カードローンは繰り上げ返済が基本
- 繰り上げ返済をする時の注意点
- どうしても返済できないときの対策
では、順に解説していきます。
返済計画もシミュレーションは必須!
カードローンを借りる前には、返済計画をしっかり考えましょう。
具体的に考える内容としては、以下の3つがあります。
- 本当に必要な額はいくら?
- 日常生活に負担がない範囲で、最大いくら返済できる?
- どれくらいの期間で完済する?
カードローンを申込むときには、「希望額」と一緒に、「希望返済額」も申請します。
返済額は、「2,000円・5,000円・10,000円」などから選べる場合もありますが、あまりにも少額を選ぶと返済総額が高くなることにご注意下さい。
たとえば、以下のような具合となります。
■(例)
金利14.5%の金融機関から、10万円を借りたとすると…
- 2,000円/月返済・・・返済期間6年半、返済総額154,259円
- 10,000円/月返済・・・返済期間11か月、返済総額107,227円
となり、5万円近くも支払い総額に差がでてしまう。
金利が高いので、月々の返済額が少額だと返済期間が長期化し、返済総額も膨らみます。
上記の例では、10万円という少額のローンでも、返済総額の差額でかなり損することがわかりました。
お金に困っているときは、
と考えがちですが、最終的に無駄な支出が膨らまないようにご注意下さい。
返済シミュレーションは、「カードローン 返済シミュレーション」とインターネット検索をすると、簡単に計算してくれるサイトが表示されます。
カードローンは繰り上げ返済が基本
カードローンの場合、クレジットカードとは異なり、返済総額も高額になりがちです。
そのためカードローンでは、リボルビング方式が基本となっているのです。
この支払方法の場合、最も注意しなくてはならないのが、先にもお伝えしている、返済期間が長期化することで支払うべき利息が高額になってしまうことでしょう。
とくに月々の返済を低額に設定している場合では、「元本が減らず利息だけを払っている状態」となり、いつになっても返済が終わらないといったことにもなり兼ねません。
生活の圧迫を防ぐためにも低額返済は悪くありませんが、「どうしてもこれだけしか支払えない」という時以外は、繰り上げ返済(随時返済)を基本として返済していきましょう。
次は、繰り上げ返済を実際にする時の注意点について紹介しておきます。
繰り上げ返済をする時の注意点
繰り上げ返済を毎月できる限りしていくわけですが、このとき振込手数料にも注意を向けなくてはなりません。
たとえば、カードローンではコンビニのATMでも返済できるものですが、その際の振込手数料は、「108~216円」がかかってきてしまいます。
またネットバンキングの場合でも、何度も振込をしていれば、手数料がかさみ無視できないものとなってくるでしょう。
そこで活用したいのが、店頭払いです。
これは近くに店頭がある場合に限られますが、もしそうであるなら、手数料がかからない店頭払いを積極的に活用していきましょう。
カードローンの利用は、資金が十分でないために契約しているわけですから、すこしでも節約できるところは切り詰めていきたいところです。
黙って滞納しない!
返済が迫っているのにお金が用意できないのは、とても辛いことです。
そのために悩んで放置しがちですが、黙って滞納すると、もっと苦しい状況になってしまいます。
- 延滞金(罰金)が発生
- 信用情報に悪い履歴が残り、将来的に不便になる
- 督促状などの郵便物が届く
返済が難しいときには、借入先の金融機関に相談するのがおすすめです。
「銀行系・消費者金融系・信販系」に関わらず、今回ご紹介したような大手の業者を選んでいれば、しっかりと相談にのってくれます。
状況によっては、下記のような対応をしてくれる可能性もあります。
- 相談した月は金利の支払いだけ返済でOK
- 金利を引き下げる
- 月々の返済額を下げる
返済が厳しくなったとき、「カードローン返済のために他のローンを借入する」という対策が頭によぎってしまいがちですが、かならず避けて下さい。
結局、返済の負担が増しますし、将来の信用情報にも悪影響です。
カードローンはポイントを押さえて賢く選ぼう
カードローンのおすすめ金融機関を、比較してご紹介しました。
今後の生活に一番影響する金利にポイントを絞って比較すれば、自分に合う金融機関が簡単に絞れるとわかりました。
カードローンでは、とくに大きな心配がなければ、銀行系2か所を優先して選ぶようにしましょう。
その後、審査落ちした場合に、消費者金融系と信販系を検討するのがおすすめです。
今回ご紹介した情報を参考に、ご自分の状況に合わせて信用情報を傷つけないように賢く数社を選んでみて下さい!